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50万円以下の中古車をチェックするポイント
最近ではネットでも中古車を購入できますが、現車を確認しないで購入するとトラブルが起きる可能性が高くなります。特に格安の中古車を検討する場合は、現車を確認して購入するほうが賢明です。
ただし、外見を見ただけでは分からないことも多いものです。そこで本章では、どのような点に気をつけてチェックすればよいのかを解説します。
現車のチェックポイント
中古車を選ぶ際は、現車確認が重要です。現車確認とは、実際に車両の状態を見て確認することをいいます。主なチェックポイントは、以下のとおりです。
●傷やへこみがないか(フロントガラスも含む)
●各パーツの隙間は均一か(取り外し跡なし)
●タイヤやゴム部分に劣化やひび割れがないか
●マフラーにサビや穴がないか(下回りも含む)
●内装がきれいか
●エンジンのかかりは良好か
●エアコンなど備品は正常に動作するか
●アイドリングが安定しているか
●各種ライトやランプが点灯するか
ただし、冠水(浸水)や事故歴などは見ただけでは判断が難しく、査定表での確認が必要です。
査定表の評価を見せてもらう
中古車を購入する場合は、査定表の評価が高いほど安心です。査定表とは資格のあるプロが作成した書類で、車の状態が細かく記載されています。査定基準は多くの中古車買取店で、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が定めている基準を使用しています。評価の主な項目としては、「総合評価」「外装評価」「内装評価」があります。
査定表の総合評価では、数字とアルファベットで表されます。一般的には「S」が最高で、次に「6」「5」「4.5」「4」「3.5」「3」「2」「1」「RA」「R」「X」の順となります。内装・外装評価ではアルファベットが使用され、A~Eまでの評価となります。
査定表で事故歴が分かったり、修理履歴が多かったりした場合は購入した後で故障が多くなる可能性が高くなります。安く購入できてもその後のメンテナンスや修理代の負担が大きくなるので、避けたほうがよいでしょう。
ただし、気軽に査定表を見せてもらえる店舗がある一方で、店舗の方針として開示できないケースもあります。査定表の開示は義務ではないため、見せてくれないからといって、決して「悪い店舗」というわけではありません。査定表を見たいという場合は、店舗のスタッフに相談してみましょう。