電気代は発熱量が大きいほど高くなる?「浴室乾燥機」の電気代をおさえる方法はある?
浴室乾燥機は、高温で浴室内の洗濯物を乾かせる便利な設備です。「便利なのは分かるけど、電気代が気になる」という方も多いでしょう。発熱のために消費する電力量は、確かに気になるポイントです。   そこで、この記事では熱によって消費される電力や、浴室乾燥機にかかる電気代を詳しく解説します。さらに、浴室乾燥機とほかの乾燥機にかかる電気代を比較し、節約方法も紹介するので参考にしてください。

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発熱量と消費電力の関係

電気代は発熱量に直接比例するわけではありませんが、消費電力量が増えるほど高くなる傾向にあります。始めに、ワット数に対してかかる電気代をそれぞれ見ていきましょう。
 

・200〜500ワット:1時間あたり約6.2〜15.5円
・700〜1400ワット:1時間あたり約21.7〜43.4円
・2000〜3000ワット:1時間あたり約62〜93円

 
使用するメーカーや機器にもよりますが、200〜500ワットと比べて2000〜3000ワットの電気代が約55.8〜77.5円高いことが分かりました。このことから、発熱量が大きいほど電気代も上昇するといえるでしょう。
 

浴室乾燥機の電気代

ここからは、浴室乾燥機を使用した場合にかかる電気代を、使用時間ごとに見ていきましょう。乾燥時の消費電力は1250ワット、電気料金の目安単価は31円/キロワットアワーとして計算します。
 
表1

使用時間 電気代
1時間 約39円
2時間 約78円
3時間 約116円

※筆者作成
 
まず表1です。浴室乾燥機の使用にかかる電気代は使用時間が長いほど高くなり、年間で見ると使い方次第で数万円もの差が出る場合もあります。
 
浴室乾燥機を毎日数時間程度使用する方は、1ヶ月当たり約1170円〜3480円かかると予想しておくとよいでしょう。節約したい方は、使用時間を短くすると効果的です。
 
ここでご紹介した電気代はメーカーによって異なる場合もあるため、使用する浴室乾燥機の消費電力を確認してください。
 

浴室乾燥機とほかの乾燥機の電気代を比較