車の「自動制御機能」は高機能な分、「故障」したときの「修理費」も高額なの?
自動車は時代とともに進化を続けています。オートライトやオートエアコンといった簡単な自動制御機能から、近年では先進技術を利用して運転者の認知・判断・操作をサポートし、事故を防止し安全で楽に運転ができる制御をするまでになってきました。   しかし、そのような高機能な部品が増えたため、昔のシンプルな自動車に比べて、故障時の修理費は高額になるかもしれません。   この記事では、車の最新の自動制御機能やそれらが故障した場合の修理費について解説します。

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車の自動制御機能とは

車の自動制御機能とは、運転する人の安全性や快適性を向上させるために、車自身が周囲の情報を把握して、運転手の操作サポートや、自動車の動きを制御する運転支援機能をいいます。ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)と呼ばれ、以下のような機能があるとされています。
 

・衝突しそうな場合に自動でブレーキがかかる機能
・車線のはみ出しを検知して知らせる機能
・誤発進を防ぎ加速を抑制する機能

 
自動制御機能は、これまで人が行っていた操作を機械によって制御します。カメラによって周辺環境を確認したり、操作を制御したりするために、さまざまなセンサーや電子部品が使用されています。
 

自動制御機能が故障した場合の修理費相場

自動車の自動制御機能は、運転者の「目」となるセンサーなどさまざまな電子部品によって作られた制御装置で行われるとされています。これらの自動制御機能は、高性能な車載部品であるため、故障時の修理費も高額になる傾向があるようです。
 

衝突被害軽減ブレーキ用カメラ

衝突被害軽減ブレーキ用カメラは、前方に障害物が現れた際に、急なブレーキをサポートするための自動制御機能とされています。前方を監視するミリ波レーダーや単眼カメラなどで前方の障害物を検知し、制御装置が危険を判断し、ブレーキをかけます。
 
カメラの故障によって交換や調整が必要な場合、一般的にはフロントカメラで約9万円前後、レーダーセンサーとサイドビューカメラは約6~7万円かかることがあるようです。
 

車線維持支援システム(LKA)