「保険証」の「コピー」が利用できるのはどんなとき? 「原本」が求められる場合についても解説
健康保険証を提出する際、コピーが利用できることもありますが、手続きの内容によっては原本が必要な場合もあるため、注意が必要です。   そこで本記事では、保険証のコピーが利用できるタイミングについて解説します。また、コピーではなく原本が求められるケースについても触れるので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

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保険証のコピーが利用できるタイミング

保険証のコピーは、医療機関での使用は原則不可となっているようです。特定の状況下で一時的な代替手段としては使用できる場合もありますが、基本的に原本の代替にはならないようです。
 
コピーを利用できるタイミングとしては、学校行事(修学旅行や遠足など)といった場面が考えられます。これは、学校行事という緊急性の高い場面であることや、学校側が身元の証明をしてくれるため、詐称などのリスクが低いことが理由とされているようです。
 

保険証の原本が必要なケース

保険証の原本が必須となるケースは多岐にわたると考えられます。まず、医療機関での初診時や大きな病院での診察では、本人確認のために原本の提示が求められることが一般的です。
 
保険証の紛失や破損による再発行の手続きには、1枚あたり1000円程度の手数料がかかることが多いようです。ただし、天災によって紛失した場合は、罹災証明書の写しを添付することで手数料が免除になることがあります。いずれにせよ、保険組合によって対応が異なる可能性があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
 

保険証のコピー利用にかかるお金

保険証のコピーを作成・利用する際、基本的に大きな費用はかからないと考えられます。自宅のプリンターやコピー機を利用する場合、必要なのはコピー用紙とインク代程度です。コンビニなどのコピー機を使用する場合でも、白黒コピーなら1枚あたり10円程度、カラーコピーでも50円程度で済むことが一般的です。
 
しかし、医療機関で保険証の原本を忘れ、コピーで一時的に受診した場合、医療費の自己負担が増加する可能性があります。この場合、いったん全額自己負担で支払い、後日保険証の原本を提示して差額分を返金してもらう手続きが必要になるようです。この場合、手続きに伴う交通費などが発生することもあるでしょう。
 

保険証コピーの賢い活用法