「追い焚き」って、一回当たりでどのくらいの費用がかかっているの? 「お湯を張り替える場合」との費用差を比較!
お風呂の温め直しで気になる点の一つは、光熱費ではないでしょうか。追い焚き機能を使えばお湯を温め直せるため便利です。本記事ではその「追い焚き」一回当たりどのくらいの費用がかかるのか、お湯を張り替えるのと比べてどれくらいお得なのかを解説します。

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追い焚き一回当たりの費用は?

追い焚き一回にかかる費用は、一般的に80円〜200円程度です。この費用の差は、プロパンガスと都市ガスのガス料金単価の差による部分が大きいと考えられます。この金額自体もあくまで目安であり、給湯器の種類や設定温度、湯量、外気温など、さまざまな要因によって変動します。
 

追い焚きとお湯の張り替えはどちらが節約になる?

お湯を張り替える場合、水道代とガス代がかかります。水道料金などの光熱費は地域によって異なりますが、例えば水道代は1立方メートル当たり160円とすると1L当たり0.16円です。一般的な家庭用浴槽(約200L)でお湯を張り替えた場合、水道代だけで32円程度かかる計算です。
 
追い焚きは残り湯を温め直すだけのため、水道代はかかりません。よって、その分お湯を張り替えるよりも節約できます。
 

具体的な金額で比較してみよう

お風呂のガス代と水道代を、追い焚きと入れ替えの場合で比較してみましょう。まず追い焚きですが、水道代は不要です。浴槽に20度の残り湯が200Lあると仮定し、これを40度まで温める場合いくらになるか考えます。
 
ガス代の計算においては、「熱効率」という数値を使用します。熱効率とは給湯の際に消費される熱エネルギーが、実際にお風呂のお湯を温める熱として変換される割合のことで、ここでは75%とします。
 
ガスの発熱量は、都市ガスを1万750kcal、プロパンガスを2万4000kcalとし、単位料金は都市ガスを160円、プロパンガスを900円として計算します。