というもの。うまく食材を組み合わせて手作りの節約料理を作って欲しいと気持ちになるのもよくわかります! おっしゃる通りなのですが、その一方で……もしかしたら、もしかしたらですよ?
家事及び手料理は、やはり妻が心を込めて丁寧にやってほしいという「家事ファンタジー」のようなものがまだ心の奥底にある方がいらっしゃるのでは、とちょっと感じるときがあります。
◆私も「なんで千切りキャベツを買ってくるの?」と言われたことが…

私はキャベツの千切りが苦手。包丁でやってしまえばごんぶとに、じゃあスライサーはというと、極度の怖がりの私は自分の指までスライスしてしまいそうで、なるべく使いたくない……。
ということでよくカット野菜コーナーに並ぶ袋入りの千切りキャベツを購入することがありました。パートナーから見れば、ひと玉は無理でも、半玉や4分の1でも買ってくれば、十分にもっと大量のキャベツの千切りができるはずなのに、
どうして割高な、袋詰め状態のキャベツの千切りを買ってくるのか納得いかない……なんで自宅でスライスしないの? なんて言われたこと、確かにありましたね。ちょっとラクしすぎじゃない? なんていうふうにも見えたみたいでした。
◆洗濯機が登場した時にも反発した男性がいたそう

1968年に『家事秘訣集 じょうずにサボる法 400』(光文社)という本が出版され、ベストセラーになったそうなのです。うまいこと時短術を組み合わせてやっていきましょうという姿勢が人気を得た一方で、一部の男性から猛反発が起こったという出来事があったそうです。
なぜ? 別にどうやろうがこっちの自由でしょ? と思いますが、どうやら「サボる」という表現が良くなかったそうなのです。