クレジットカードの「署名欄」に名前を書いていない私。友人に「今すぐ署名したほうがいい」と言われたのですが、何か問題があるのでしょうか? 注意点もあわせて解説
クレジットカードの裏面を見てみると、自身の氏名を署名する欄があります。空欄のままで使用している人もいるかもしれませんが、そのままではカード利用規約に違反するため注意が必要です。   本記事では、クレジットカードにおける署名の重要性や、記載していないとどのようなことが起こるのか、署名時の注意点などを解説します。

▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?

原則、クレジットカードは署名せずに利用できない

クレジットカードの「署名」とは文字通り、クレジットカードの署名欄に自分の氏名を書くことです。
 
クレジットカードを持っていると、カードに付帯した国際ブランド(Visa、MasterCardなど)の加盟店でカード払いができますが、署名がないと支払いができないケースがあります。
 
加盟店は署名なしのクレジットカードによる決済を拒否する権限があるため、スムーズにカード決済をするには事前に署名をしておく必要があります。
 
クレジットカードの署名は、利用者が本人であることを示すもので、署名があって初めてクレジットカードでの売買は成立します。
 

署名がされていないクレジットカードは不正利用のリスクがあり、補償もされない

クレジットカードの不正利用による損害は、調査により第三者による不正と認められた場合、クレジットカード会社の補償を受けられることがありますが、署名をしていないことは「カード利用規約」に違反しています。利用者の過失によって不正利用が発生したと判断され、補償されない可能性がある点に注意が必要です。
 
逆に、署名欄に署名してあれば、仮に不正に利用されたとしても、伝票の控えのサインとカードの署名を照合することで、本人が使用していないことを証明できます。
 

クレジットカードに署名をする際の注意点