では、具体的にどのような費用がかかったのか、筆者の子どもの例を紹介します。全員共通で必須のものを図表にまとめました。あくまで一例として参考にしてください。
図表1
筆者作成
このほかに、通学カバンを9900円で購入しました。
図表2
筆者作成
教科書は全員が同じ金額ですが、副教材は美術の選択科目によって金額が異なります。また、授業で使用するとのことで以下の2点も購入しました。
・電子辞書:2万9000円
・タブレット型端末:7万5600円
図表3
筆者作成
体育用品も学校指定のものがあり、デザインもシンプルながら値段はそれなりにします。
図表4
筆者作成
部活動に入部する場合は部活動費が必要です。筆者の子どもは吹奏楽部に入部し、年間2万4000円かかりました。
最後に、通学定期代(年間)が約6万円でした。
※1ヶ月約5000円×12ヶ月=6万円
高校が自宅から離れているため、バス通学です。これらを合計した金額は約46万円でした。上記以外にも、入学祝いのお返しなど、想定外の出費も発生しました。あくまで筆者の子どものケースですが、これだけの費用がかかっています。
負担を軽減するための工夫
少しでも負担を軽減するための工夫を紹介します。
おさがりをもらう
学校や個人にもよりますが、高校では中学校に比べてジャージを使う時間が少なくなっています。そのため、3年間着用したジャージでも状態が良いことが多いです。また、水着も年に数回しか着用しません。知り合いからもらえそうであれば、積極的に活用しましょう。
本当に必要なものだけを購入する
電子辞書やタブレット型端末は、家庭にあるもので代用できるかもしれません。電子辞書は、辞書を何冊も持ち歩くのは大変だろうと考え購入しました。しかし、実際のところ持ち運ぶ機会は少なく、学校指定の辞書(紙のもの)を用意したほうが安上がりでした。
一方、タブレット型端末は、授業で使用するため必ず用意しなければなりません。全員が同じ動作で使用できるように、OSを統一したいという学校の意向があり、学校推奨の機種を購入しました。
しかし、なかには自宅にあるタブレット型端末で代用している生徒もいるようです。電子機器は高額なので、初めは代用品で様子をみて、同じ機種でなければ動作が合わないなど問題がある場合に購入すると良さそうです。