NHK「NHK経営計画(2024-2026年度)<2025年1月修正>説明資料」を基に筆者作成
なおインターネット配信の受信料ではあるものの、契約種別は特別に設けず、表1のように通常の受信料と同様「地上契約」などとなります。
スマホを持っているだけで受信料が取られる?
インターネット配信されることで「スマホを持っているだけで、受信料が取られるのでは?」「うっかり配信を見てしまっても、お金を請求されるのでは?」と不安に感じる人がいるかもしれません。
このような状況を生まないために「誤受信防止措置」を講じなければならないことが令和7年10月1日に施行される放送法第二十条の三に明記されています。
これにより、受信料を支払う必要がある配信に関しては、その旨が記載された案内文の表示を確認し、さらに同意するボタンをクリックした人のみ契約対象とするといった対応を検討しています。そのため、スマホを持っているだけで受信料が徴収されたり、うっかり配信を見てしまったりすることもないでしょう。
NHKの「ネット受信料」はテレビと重複して取られることはない
2025年10月から、NHKのインターネットサービスが本格的に始まります。インターネットで放送番組の同時配信を見られるようになるなど、テレビのない人でもNHKの番組を気軽に見られるようになる予定です。
これにともない、インターネットのみでNHKを視聴する人のために、ネット受信料が定められました。受信料は、従来と同額で、すでに契約している人は上乗せして支払う必要はなく、スマホを持っているだけで受信料を徴収されることもありません。
ただし、NHKの動画視聴サービス内で案内文が出た場合に、同意してしまうと受信料が徴収される可能性があるため、注意しましょう。