
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
年収800万円以上が期待できる職業とは
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」で公表されている職業のうち、「きまって支給する現金給与額」の12ヶ月分と「年間賞与その他特別給与額」の合計が800万円を超えているもののトップ3は以下の通りです。
・航空機操縦士:1779万400円
・医師:1436万4700円
・法務従事者:1121万6800円
結果から考えると、専門性の高い職業は給与が高くなりやすく、年収800万円超えも目指せるといえるでしょう。
また、専門性の高い職業ではなくても、勤続年数とともに年収が高くなる傾向があります。国税庁長官官房企画課の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、職種関係なく勤続年数別でみると、勤続1年目から勤続34年目までで平均給与は以下のように変動します。
・勤続1~4年:339万円
・勤続5~9年:398万円
・勤続10~14年:454万円
・勤続15~19年:533万円
・勤続20~24年:587万円
・勤続25~29年:667万円
・勤続30~34年:723万円
長期間働き続ける方が、年収も高くなりやすい傾向にあるでしょう。勤続1~4年目と勤続30~34年目では年収に2倍以上の差があります。専門職に就かない場合は、職種だけでなく自身がどれだけ長く働けるかも考えるとよいでしょう。