消防士の給与は、公務員として規定された給与体系に基づいて支給されます。階級や役職、勤続年数、地域や担当業務などのさまざまな要因で最終的な給与額が決定されるようです。
給与の仕組みは、基本となる「俸給」に各種手当が加算される形です。俸給は学歴や採用区分、階級、そして勤続年数などに応じて決定され、昇進試験に合格して階級が上がると俸給も増加するとされています。
また、地域手当や扶養手当をはじめ、住居手当、通勤手当や、時間外勤務手当、消防士特有の特殊勤務手当など、手当の種類は多岐にわたります。特殊勤務手当は、火災現場や救急現場といった危険を伴う業務、夜間勤務や休日勤務に対して支給される手当です。
総務省の「令和5年地方公務員給与の実態」によると、消防士の平均年収は約638万円、平均月収は約40万5000円です。しかし、これはあくまでも平均値であり、個々の消防士の年収は上記のさまざまな要因によって大きく変動する可能性があります。
まとめ
消防士には、消防総監をトップとした階級制度が存在し、それぞれの階級に応じて役割や責任、仕事内容が変化するようです。
消防士になるためには、消防官採用試験に合格する必要があります。なお、学歴によって採用区分が異なり、高卒程度、短大卒程度、大卒程度などがあるようです。
総務省の「令和5年地方公務員給与の実態」によると、消防士の平均年収は約638万円、平均月収は約40万5000円です。しかし、これはあくまでも平均値であり、個々の消防士の年収は上記のさまざまな要因によって大きく変動する可能性があります。
人命や財産を守る消防士は、大きな責任を伴う仕事だと考えられますが、同時に大きなやりがいを感じる可能性がある魅力的な仕事だといえるでしょう。
出典
総務省消防庁 消防職員の部隊編成と階級について
総務省 令和5年地方公務員給与の実態
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー