※文部科学省「令和5年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金等 平均額(定員1人当たり)の調査結果について」を基に筆者作成
 
単純計算で、6年間に必要な学費は、約2367万円ということになります。
 
私立大学医学部の学費は大学ごとに大きな差があり、特に高額な傾向があるとされる川崎医科大学医学部の場合、2024年度の学納金は6年間で4550万円に達するようです。
 

奨学金制度の有効活用

高額な学費を負担するために、奨学金制度の利用を検討するのもよいでしょう。
 
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、無利子・有利子の貸与型奨学金や、返済の必要がない給付型奨学金などが用意されています。また、私立大学のなかには成績優秀者向けの給付型奨学金を用意しているところもあるため、受験時に狙ってみるのもおすすめです。
 
自治体・医療機関の奨学金として、卒業後に特定の病院や地域で働くことを条件に、学費の一部または全額を負担してくれる制度もあるとされています。
 
こうした制度を上手に活用することで、経済的な負担を軽減しながら学業を継続できる可能性があります。
 

薬剤師と医師、学費の違いを理解し、将来設計に役立てよう

薬剤師と医師を目指す際の学費は、私立大学では大きく異なります。薬学部は約1080万~1500万円、医学部は2000万~5000万円と、医学部の方が圧倒的に高額な傾向にあるようです。
 
ただし、奨学金制度などを活用すれば、負担を軽減できる可能性もあります。こうした制度を活用することも視野に入れながら、夢の実現に向けて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
 

出典

文部科学省 文部科学省「令和5年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金等 平均額(定員1人当たり)の調査結果について
立命館大学 入試情報サイト 学費・奨学金
川崎医科大学 入試情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー