自動車販売店と提携している信販会社から借り入れるローンを指します。購入手続きと同時にローンを組むことが可能で、銀行ローンよりもスムーズに手続きができます。金利は4〜8%と銀行ローンより高いことが一般的です。
 

残価設定型ローン

残価設定ローンは、銀行ローン・ディーラーローンともに提供されているサービスです。車両本体価格から将来の下取り価格を差し引いた金額を分割して支払います。月々の支払額がおさえられるため、支払いの負担は軽くなる点が特徴です。
 
なお、残価設定型ローンは一定期間経過後に残額を一括もしくは分割で支払わなければなりません。支払いが難しい場合は、購入店に車両を返却しなければならない点に注意しましょう。
 

年収400万円だとフルローンは組めても維持は難しい

年収400万円でハリアーを購入する場合、フルローンは組めても維持費を考えると購入は難しいかもしれません。
 
ガソリン車Sグレード312万8000円を84回の分割払いにすると、実質年率5.4%でのシミュレーションでは、1ヶ月4万4800円となるようです。
 
年収に対する返済比率は、一般的には年収の25〜35%以内が目安になっており、年収400万円の場合、年間返済額の上限を35%と想定すると140万円となります。1ヶ月換算では約11万6000円なので、フルローンでも可能といえるでしょう。
 
一方で、維持に必要な費用としては、燃料代や駐車場代、任意保険の保険料なども必要となります。ソニー損保が行った「2024年全国カーライフ実態調査」においては、「SUV・クロカン」の1ヶ月あたりの維持費平均額は1万6000円との結果が出ています。さらに臨時的な故障の修理、車検時や定期的なメンテナンスにも費用は必要になるでしょう。
 
ある統計の分析では、二人暮らしで最低限かかる出費は約13万円のようです。家賃8万円の住居に住んでいる場合だと、毎月の支出は21万円という概算になります。これにハリアーのローンと維持費を加算すると約27万は必要になる計算です。
 
年収1000万円未満の場合、手取りの割合は70〜80%といわれており、年収400万円であれば、75%で300万円(月額約25万円)です。
 

年収400万円ではハリアーの維持費まで支払うのは難しいため、別の選択肢も検討する必要がある