ここでは4人家族を例に、具体的な節約効果を見ていきます。1週間で4枚の使用を想定した場合の試算を、表1に示しました。
表1:4人家族の年間節約効果試算
期間 | 市販ゴミ袋 | レジ袋再利用 | 節約額 |
---|---|---|---|
1週間(4枚) | 100円 | 20円 | 80円 |
1ヶ月(16~20枚) | 400~500円 | 80~100円 | 320~400円 |
1年間(208枚) | 5200円 | 1040円 | 4160円 |
筆者作成
効果的な活用方法とポイント
レジ袋を可燃ごみ袋として最大限活用するためには、いくつかの工夫が必要です。
まず、レジ袋は市販のゴミ袋と比べて薄手のため、重量がある場合は二重にして使用することをおすすめします。また、水分を含ませないことで、重みによる袋の破れは防げます。また、詰める量は7、8分目程度が適切です。使用前のレジ袋は折りたたみ、清潔に保管しておきましょう。
買い物時は必要な枚数のみ購入し、過剰な在庫を持たないようにすることが経済的です。また、生ゴミは水切りや乾燥を行ったり、野菜の皮などを細かくしたりして容積を減らすことも有効です。
なお、可燃ごみ袋にレジ袋が使えるかどうかは自治体によって異なります。多くの地域で指定ゴミ袋制度を採用しているため、お住まいの自治体のゴミ出しルールを必ず確認することが重要です。都内23区でも、区によってごみの分別方法や収集日が異なりますので、各区の規則に従いましょう。
4人家族の場合、レジ袋を可燃ごみ袋として使用すると年間4000円程度の節約になる
スーパーのレジ袋を可燃ごみ袋として再利用することで、4人家族の場合、年間約4000円の節約ができます。実践する際は、住んでいる自治体の「ゴミ出しルール」を必ず確認することが重要です。また、破れにくい使用方法を工夫し、清潔な保管と適切な使用量を心がけましょう。小さな工夫の積み重ねが、年間で大きな節約につながっていくのです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー