相続登記は必要書類が非常に多いため、やろうと思ってもすぐにできるわけではありません。一般的には数日から数ヶ月かかってしまいます。
書類の一例として、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍・除籍謄本や相続人全員の戸籍謄本といった役所関係の書類の他、遺言書なども挙げられます。場合によっては、遺産分割がなされたことを証明するため遺産分割協議書も作成しなければなりません。
実際に必要となる書類は、相続登記を遺言書の内容に従って行うのか、それとも相続人全員で話し合って決めた内容で行うのかなどによっても異なります。スムーズに進めるためには、相続財産に不動産が含まれていることが発覚した段階で、その不動産を管轄する法務局へ相談することをおすすめいたします。
まとめ
相続登記にかかる費用は、課税価格の0.4%と非常に少額です。課税価格が60万円ほどの土地でも、登録免許税額は2400円程度となります。しかしながら、相続登記を怠ってしまうと10万円以下の過料が科される可能性があります。
土地を相続した際は、必ず3年以内に相続登記をするようにしましょう。
出典
法務省 不動産を相続した方へ ~相続登記・遺産分割を進めましょう~
執筆者:柘植輝
行政書士
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