
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
業界ごとの平均給与には大きな違いがある
業界ごとの平均給与(平均賞与+平均給料)については、国税庁が毎年「民間給与実態統計調査」で、14業種+全国平均の15種類を対象に発表しています。
2023年調査では、「金融業・保険業」の平均給与が652万円なので、銀行で働いている友人の年収が約650万円で普通というは、間違いではないといえます。もちろん在籍している会社によっても平均給与は変わりますが、その業界で働いている人からすると普通と感じるかもしれません。
「不動産業・物品賃貸業」は、平均給与が469万円であり、全体平均の460万円と比較するとやや高い業界に分類されます。それぞれの業界ごとの平均給与、そのうちの平均賞与と平均給料については、図表1のとおりです。
図表1
業界 | 平均給与 | 平均賞与 | 平均給料 |
---|---|---|---|
建設業 | 548万円 | 81万円 | 467万円 |
製造業 | 533万円 | 103万円 | 430万円 |
卸売業・小売業 | 387万円 | 54万円 | 333万円 |
宿泊業・飲食サービス業 | 264万円 | 16万円 | 248万円 |
金融業・保険業 | 652万円 | 149万円 | 503万円 |
不動産業・物品賃貸業 | 469万円 | 63万円 | 406万円 |
運輸業・郵便業 | 473万円 | 63万円 | 410万円 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 775万円 | 139万円 | 636万円 |
情報通信業 | 649万円 | 120万円 | 529万円 |
学術研究・専門・技術サービス業・教育・学習支援業 | 551万円 | 100万円 | 451万円 |
医療・福祉 | 404万円 | 52万円 | 351万円 |
複合サービス業 | 535万円 | 117万円 | 418万円 |
サービス業 | 378万円 | 43万円 | 335万円 |
農林水産・鉱業 | 333万円 | 44万円 | 290万円 |
全体平均 | 460万円 | 71万円 | 388万円 |