大手銀行の「貸金庫の窃盗」のニュースに、40代の同僚が「自分も使ってるから怖い」と発言。彼は「年収500万円」くらいのはずだけど、お金持ちじゃなくても利用できるのでしょうか?
三菱UFJ銀行の貸金庫で発生した窃盗事件が、大きな注目を集めました。実際に貸金庫を利用している人にとっては、不安を感じさせるニュースだったのではないでしょうか。   貸金庫は、貴重品や重要書類などを安全に保管するためのサービスで、1ヶ月だけ借りるといった短期間の利用方法ではなく、一度契約すると長期的に利用することが一般的です。そのため、利用者は恒久的に料金を支払い続ける必要があります。では、実際に貸金庫を利用しているのは、どのような人なのでしょうか。   本記事では、貸金庫についての概要を説明し、実際にどんな人が利用しているのか解説します。また、窃盗事件後の銀行の対応についても触れていきます。

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銀行の貸金庫とは?

銀行の貸金庫は、一定の制限があるものの、基本的には自由にものを保管できるサービスです。貸金庫の利用者は、銀行の営業時間内であればいつでも出し入れができます。また、事前に登録されている人しか鍵を開けることができないため、プライバシーが保護され、安心して大切なものを預けることができます。
 
貸金庫は、銀行によってサイズや利用料金は異なります。三菱UFJ銀行では、年間使用料は税込1万6170円から約3万円まで用意されています。サイズが小さいと安く、大きくなるとその分高くなる傾向にあるようです。
 
貸金庫は誰でも気軽に利用できるものではなく、借りたい人は審査を受けなければなりません。さらに、貸金庫の利用料金は、普通預金から引き落とされるため、普通預金がなければ利用ができません。また、当然ながら貸金庫に空きがなければ利用することができないため、利用を検討する場合は事前に確認したほうがいいでしょう。
 

貸金庫を借りる目的は? どんな人が借りている?

銀行の貸金庫は、貴重品や重要書類を安全に保管するために広く利用されています。例えば、親から引き継いだ土地の権利書や、資産としての金の延べ棒などを預ける人がいます。また、限られた人しか開けることができない秘匿性を重視し、遺言書を保管するためだけに利用する人もいます。
 
貸金庫を借りる際には審査が必要ですが、実は、その審査基準は公表されていません。そのため、年収が審査にどのように影響するかは不明です。また、人気のある支店では貸金庫に空きがなく、順番待ちが発生することもあります。一度手放すと再度借りられる保証はないことから、解約できずに利用を続けることになるケースも考えられます。
 

貸金庫は本当に安全なの?