
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
銀行の貸金庫とは?
銀行の貸金庫は、一定の制限があるものの、基本的には自由にものを保管できるサービスです。貸金庫の利用者は、銀行の営業時間内であればいつでも出し入れができます。また、事前に登録されている人しか鍵を開けることができないため、プライバシーが保護され、安心して大切なものを預けることができます。
貸金庫は、銀行によってサイズや利用料金は異なります。三菱UFJ銀行では、年間使用料は税込1万6170円から約3万円まで用意されています。サイズが小さいと安く、大きくなるとその分高くなる傾向にあるようです。
貸金庫は誰でも気軽に利用できるものではなく、借りたい人は審査を受けなければなりません。さらに、貸金庫の利用料金は、普通預金から引き落とされるため、普通預金がなければ利用ができません。また、当然ながら貸金庫に空きがなければ利用することができないため、利用を検討する場合は事前に確認したほうがいいでしょう。
貸金庫を借りる目的は? どんな人が借りている?
銀行の貸金庫は、貴重品や重要書類を安全に保管するために広く利用されています。例えば、親から引き継いだ土地の権利書や、資産としての金の延べ棒などを預ける人がいます。また、限られた人しか開けることができない秘匿性を重視し、遺言書を保管するためだけに利用する人もいます。
貸金庫を借りる際には審査が必要ですが、実は、その審査基準は公表されていません。そのため、年収が審査にどのように影響するかは不明です。また、人気のある支店では貸金庫に空きがなく、順番待ちが発生することもあります。一度手放すと再度借りられる保証はないことから、解約できずに利用を続けることになるケースも考えられます。