次にステップワゴン SPADA(本体価格350万4600円)とステップワゴン e:HEV SPADA(本体価格388万8500円)を比較します。
ステップワゴン e:HEV SPADAはエコカー減税の対象であるため、ステップワゴン SPADAでは課税される自動車重量税(4万9200円)と自動車税環境性能割(7万8700円)は非課税です。本体価格の差と税金の差を考慮すると、取得費用の差額は25万6000円となります。
カタログ燃費(WLTCモード)がリッター13.7キロメートルであるステップワゴン SPADAの1年間のガソリン代は約18万6100円、リッター19.6キロメートルのステップワゴン e:HEV SPADAは約13万100円です。その差は年間5万6000円となるため、4年または5年で元が取れる計算です。
なお、ステップワゴンでも車検時に支払う自動車重量税に1万2800円の差があり(ハイブリッドのほうが安い)、結果として元が取れる時期がさらに早まることも考えられます。
ハイブリッド車のメリットと注意点
ハイブリッド車には、燃費以外にも環境への配慮ができるというメリットがあります。二酸化炭素の排出量が少ないため、地球に優しい車を求める人にとって有力な選択肢となるでしょう。
しかし、ハイブリッド車は定期的に駆動用バッテリーの交換が必要になることに注意が必要です。
10万キロメートル程度の走行で交換が必要になるケースもあり、アルファードが6年(9万キロメートル)から7年(10万5000キロメートル)で元を取れる計算だったことを考えると、ハイブリッド車のメリットを感じ始める頃に大きな費用が発生する可能性があります。
交換費用は車種によって異なるため、購入前に費用や交換タイミングをしっかり確認し、長期的にどちらが得かをディーラーや専門家に相談することが重要です。