誰でも一度は「好きを仕事にしたい」と憧れるもの。でも、それって本当にアナタ自身が望む理想の働き方?好きを仕事にする=充実したライフスタイルというのはちょっと違うのかも。
好きでもない仕事を淡々とこなす毎日が続くと、ふと感じる。好きなことを仕事をしている友達の生き生きとした生活ぶり。SNSに流れる彼女のタイムラインはまるで成功の軌跡。それを見送る私。自分は自分の人生をちゃんと生きていないのではないか?と、どこか不安定な気持ちになることもありますよね。
しかし、好きを仕事にすることだけが決してこの世の正義ではないし、成功の形でもないのです。
辞めないのは、実は今の仕事を愛しているから
好きを仕事にする人を羨ましく思いながらも、アナタがそこに向かって生きようとしないのは何故でしょうか。それは少なからず、今の仕事を好きではなくても愛しているからではありませんか?
もともと仕事の内容は好きではなかったかもしれません。だけど、働くうちにその職場に自分の居場所というものが出来ていきます。ときに迷惑だと思いながらも、縁あって関わることになった人々を大事に思っているのではないでしょうか。また、好きではなくとも自分がやった仕事ぶりが周りに評価されれば、それはそれは嬉しいもの。好きな仕事じゃなくても、簡単に手放せない理由はたくさんあるものですよね。
苦しい思いや辛い思いも含めてその仕事を続けているというのは、好きを仕事にする以上の深い愛が備わっていないとなかなかできるものではありません。まずはご自身がそのことに気づくこと。それが今の仕事を好きに変える最初の一歩です。
「継続力」という財産で、職場環境を変えていく
1つの会社に長く働き続けていることで得られるメリットもたくさんあります。その内の1つはやはり自分自身に発言権が得られることではないでしょうか。長く働いていれば、その会社のあなたに対する信頼と実績は高まります。
ある程度の信頼・実績を獲得できたタイミングで、もっと働きやすい職場にすることができないかの相談や提案をすることもできますし、アナタが言うならやってみようと意見を受け入れてもらいやすい環境が整いますよね。
仕事内容は好きでも毎日、過密スケジュールだと精神的ストレスもかかってしまい、決して心が豊かな状態とはいえませんしね......。何より働きやすい環境が整っているということはある意味、好きな仕事をする以上の価値があるのではないでしょうか。
1つの会社で長く働く「継続力」こそ、アナタの望む理想的な働きやすさへ導いてくれるのです。