友人の子どもはインフルエンザの予防接種に「3000円」の助成金がもらえたそうです。私は「2000円」しか出なかったけど、なぜなのでしょうか?
毎年冬になると、インフルエンザの予防接種を受ける人もいるでしょう。インフルエンザは例年12月~3月にはやる感染症で、38度以上の発熱や頭痛、関節痛、全身の倦怠感などをともなうことが特徴です。   子どもがインフルエンザの予防接種を受けた場合、自治体から助成金が出て予防接種時の自己負担額が軽減されることがあります。   そこで今回は、インフルエンザの予防接種の助成金について解説していきます。子ども以外に助成金の対象になる方についても見ていきますので、毎年インフルエンザの予防接種を受けている方はぜひ参考にしてださい。

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子どものインフルエンザ予防接種の助成金について

子どもが受けるインフルエンザ予防接種の助成金額や利用条件は、自治体によって異なります。
 
東京都文京区の助成額は、生後6ヶ月~中学3年生までの子どもを対象に1回3000円(13歳未満は2回まで、13歳以上は1回まで)です。
 
一方で、同じ東京都でも練馬区では生後6ヶ月~小学6年生まで1回2000円(期間中に2回まで)などの違いがあります。具体的には、予防接種の料金から各自治体の助成金額を差し引いた金額を支払うことでこの制度を利用できるようです。
 
インフルエンザの予防接種をすると絶対にかからないというわけではありませんが、重症化や死亡を予防することには一定の効果があるといわれています。
 
インフルエンザの予防接種の回数は年齢により異なり、次のように定められています。
 

・13歳以上は原則1回
・13歳未満は2回

 
インフルエンザの予防接種の料金は、3000円~5000円程度と病院やクリニックによって異なるでしょう。
 
1回の予防接種の料金を3500円とした場合、13歳未満の子どもは2回の接種が必要なことから予防接種に必要な金額は7000円程度、13歳未満の子どもが2人いる場合は約1万4000円とかかる費用は少なくありません。自治体から出る1回4000円~6000円の助成金は家計にとって非常に助かると感じる方も多いでしょう。
 

インフルエンザ予防接種の助成金は子どもだけ?