栄養があると思い豆腐は「木綿」を選んできました。「絹」よりもコスパはよいのでしょうか?
豆腐は日本の食文化に欠かせない食材であり、健康的な食生活を送るために必要不可欠な存在といえるでしょう。豆腐には大きく分けると「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」の2つがありますが、木綿豆腐を選ぶ理由として、栄養価が高いと考えている人が多いようです。   この記事では、木綿豆腐と絹ごし豆腐の特徴や栄養価の違い、使い方についてまとめました。

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木綿豆腐と絹ごし豆腐の違い

木綿豆腐はその名前が示すように、表面に木綿のような模様がある豆腐です。水分量が比較的少なくしっかりとした食感があり、大豆本来の風味が強いでしょう。
 
一方、絹ごし豆腐は、絹のようになめらかな食感が特徴です。豆乳をそのまま固めた絹ごし豆腐は木綿豆腐よりも水分量が多く、なめらかでクリーミーな食感になります。
 

木綿と絹ごし、栄養価の違いは?

木綿豆腐を選ぶ理由として、栄養価が高いからと考えている人もいるかもしれません。木綿豆腐の方が水分が少なく凝縮されていることから、絹ごし豆腐よりも多く含まれる栄養素があります。
 
例えば、豆腐の主要な栄養素の一つであるタンパク質の含有量を見てみると、木綿豆腐は100グラム当たり7グラムのタンパク質を含んでいるのに対し、絹ごし豆腐は5.3グラムで、木綿豆腐の方がわずかに多くのタンパク質を含んでいることが分かります。
 
カロリーは木綿豆腐が100グラム当たり73キロカロリーであるのに対し、絹ごし豆腐は56キロカロリーです。木綿豆腐の方が少し高カロリーですが、その差は17キロカロリーほどで、大きな違いはありません。
 
カルシウムについては、木綿豆腐が100グラム当たり93ミリグラム、絹ごしが75ミリグラムで、木綿の方がわずかに多く含まれていますが、鉄分などの微量栄養素については、あまり差はないといえます。
 

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