花粉症の季節、洗濯物は毎日部屋干し。「浴室乾燥機」と「洗濯乾燥機」ではどちらの「電気代」が安い?
浴室乾燥機と洗濯乾燥機、どちらの方が電気代を節約できるのか気になる方もいるでしょう。時間をかけず効率よく乾かせる点も、気になるところです。   そこでこの記事では、浴室乾燥機と洗濯乾燥機の電気代を比較して、浴室乾燥機の特徴や節約方法を解説します。花粉症の時期に室内で洗濯物を乾かしたい方は、ぜひ参考にしてください。

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浴室乾燥機にかかる電気代

始めに、浴室乾燥機にかかる電気代を見ていきましょう。
 
消費電力は1180ワット、電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワー、かかる時間は3時間として計算します。計算式は「消費電力×時間÷1000×31円/キロワットアワー」を利用します。
 
計算式に条件を当てはめると、1日にかかる電気代は約110円、1ヶ月にかかる電気代は約3300円です。
 

洗濯乾燥機にかかる電気代

次に、洗濯乾燥機にかかる電気代を見ていきましょう。計算式は、浴室乾燥機と同じ式を用います。
 
消費電力は洗濯から乾燥までの890ワットアワー、かかる時間は98分として計算したところ、1日当たり44円かかることが分かりました。毎日使用したとして1ヶ月に換算すると、約1320円となります。
 

浴室乾燥機と洗濯乾燥機の電気代の差

次に、浴室乾燥機と洗濯乾燥機の電気代を比較してみましょう。以下の表1にまとめました。
 
表1

乾くまでにかかる時間 1日当たりの電気代
浴室乾燥機:3時間 約110円
洗濯乾燥機:98分(1時間38分) 約44円
約66円

※筆者作成
 
浴室乾燥機と洗濯乾燥機にかかる電気代の差は、1日当たり約66円で、洗濯乾燥機の方が安い可能性があることが分かりました。1ヶ月当たりで計算すると、差は約1980円となります。
 
なお、今回紹介した洗濯乾燥機にかかる電気代は、洗濯機で洗う際に消費する電気代も含まれています。このことを考慮すると、洗濯乾燥機を使用して洗濯物を乾かした方が、節約効果が高い可能性があるといえるでしょう。
 
ただし、使用する環境やメーカーによって電気代は異なるため、この記事で紹介した料金はあくまで目安としてください。
 

浴室乾燥機の電気代を節約するポイント