新札が発行されたら「旧札」は使えなくなるの? 「プレミア価値」がついているものもあるって本当?
2024年7月3日、新たな1万円札・5000円札・1000円札が発行されました。20年ぶりとなる新札の登場に世間では大きな話題となりましたが、「古いお札は今後どうなるのだろう」と疑問に思った方もいるかもしれません。   そこで本記事では、いわゆる旧札について詳しく解説するとともに、プレミア価値がつく可能性のある旧札についても紹介します。手元の紙幣の価値を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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旧札とはどんなお札?

旧札とは、現在発行されていないお札のこととされています。もっとも、日本銀行法第46条第2項で「日本銀行が発行する銀行券は、法貨として無制限に通用する」と定められているため、新紙幣が発行されたとしても旧札が使えなくなるわけではないようです。
 
旧札を交換したい場合は、日本銀行の本店や全国の支店を利用するか、日本銀行以外の銀行の預金口座に入金してください。なお、旧札のなかにはプレミア価格で取引される紙幣もあるため、交換せずに保管しておいた方がよいケースもあるでしょう。
 

プレミア価値のある旧札の特徴

プレミア価値のある旧札には、いくつか共通した特徴があります。手元に旧札がある方は、これから紹介する特徴に該当するものがないか確認してみてください。
 

AA券とZZ券

「AA券」や「ZZ券」とは、紙幣に印刷されている記号の前後のアルファベットが「A」や「Z」のものを指すようです。AA券は、最初に製造された記番号、ZZ券は最後に製造された記号番号であることを表しています。
 

珍しい番号

紙幣に記載されている通し番号の並び方によっては、プレミア価値となるケースもあります。
 
例えば、「888888」といったようにすべて同じ数字が並んだ「ゾロ目」や、「100000」といったようにキリのよい数字で構成された「キリ番」、「000001」のような「若番」などは、高値で売買されるケースも少なくないようです。
 

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