マイナンバーカードで“年金”の手続きが可能に!でも思わぬ落とし穴も…?
マイナンバーカードがあれば、さまざまな行政手続きをインターネットから済ませられるようになります。年金に関する手続きもマイナポータルとの連携で簡単にできるようになるため、詳しく確認しておくといいでしょう。   本記事では、マイナポータルとねんきんネットの連携によってできることや、連携方法・事前に必要な準備などについてご紹介します。

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マイナポータルとねんきんネットの連携によってできることは?

政府が運営するオンラインサービスであるマイナポータルを利用すれば、さまざまな行政手続きをオンライン上で行えるようになります。
 
例えばマイナポータルとねんきんネットの連携により、年金に関する届け出も電子申請で行うことが可能です。具体的には、老齢年金を受け取るために必要な「老齢年金請求書」を始め「年金生活者支援給付金請求書」「年金受取機関変更届」「公的年金等の扶養親族等申告書」などの電子申請が可能です。
 
これにより、郵送や窓口での手続きが不要になり、24時間いつでも自宅から申請できるようになります。
 

事前にやらなければならないこと

年金関連の届け出を電子申請で行えるようにするためには、事前にマイナポータルとねんきんネットへの利用登録が必要です。自宅にいながらオンライン上で申請ができるのは魅力的なことですが、事前準備のことを考えると手間に感じることもあるかもしれません。具体的にどのようなことが必要なのか確認しておきましょう。
 
まずは、電子申請を利用するためにマイナンバーカードが必要になるので、まだ持っていない人は市区町村ごとの方法で取得する必要があります。
 
さらに、マイナンバーカードに英数字6桁~16桁の「署名用電子証明書のパスワード」が設定されていなければならないため、パスワードが分からない人は市区町村に問い合わせましょう。
 
署名用電子証明書とは、インターネットで電子文書を送信する際などに、その電子文書が利用者が送信したものであることを証明するためのものです。
 
設定していない場合は住民票のある市区町村役場に申請し、電子証明書を発行してもらいます。その際にパスワードも設定することになるため、電子申請を行う際に利用しましょう。
 
また、ねんきんネットを利用するうえで基礎年金番号がないと一部利用できない場合もあるため、基礎年金番号が確認できるものを用意しておくことをおすすめします。
 

マイナポータルとねんきんネットの連携方法