老後の年金生活が不安な現代ですが、思い切って海外移住という選択もあります。憧れの海外移住を成功させるには?移住先を選ぶポイントや具体的な移住先について紹介します。
移住先を選ぶポイントと条件をチェック
定年後は、資金、体力ともにおとろえてくるでしょう。その点から、移住先選びには気候や地理(災害が少ない、坂道が少ないなど)、生活コスト(物価、税金、光熱費など)、医療機関の充実などが重要になります。
国により移住条件などが異なるので、人気のある地域を中心にその実態を見ていきましょう。
富裕層向けの移住:オーストラリア
移住先として、人気を誇るオーストラリア。
オーストラリアでは55歳以上で条件を満たせば、リタイアメントビザが取得できます。
シドニーなど大都市部への移住の場合は資産75万豪ドル(約6,000万円)以上、年間不労所得6万5千豪ドル(約520万円)以上、債券投資75万豪ドル以上が必要となり、コスト面での条件はややハードルの高い国です。
憧れの南欧:ポルトガル、ギリシャ
ヨーロッパには、居住権付きの投資ビザ「ゴールデンレジデンスパーミットプログラム」を発行する国があり、一定金額以上の投資、不動産や国債の購入で居住権が取得できるシステムとなっています。
なかでも南欧は物価が安く、温暖な気候が日本人には馴染みやすいでしょう。
例えば、ポルトガルでは50万ユーロ(約6,400万円)以上の不動産購入などが条件ですが、ギリシャなら25万ユーロ(約3,200万円)以上の不動産購入などが条件と基準がゆるくなります。