すっきり片付いた統一感のある部屋。住まいがそのまま映画になったような、憧れの暮らしを展開するのはhichonさん。

『わたしらしい暮らしの決めごと』(KADOKAWA)には、ママインフルエンサーならではのセンスあふれる暮らしが綴られています。

『手放すのは、モノではなく「選ぶ時間」 わたしらしい暮らしの決めごと』 (KADOKAWA)hichon (著)
◆散らかり放題、ではない6人家族の家

驚異なのは、hichonさんが夫婦共働きで4人の子育て真っ最中だということ。

子供たちから少しでも目を離すと部屋は散らかり放題、というのが6人家族のイメージですが、hichonさんの家は統一感が保たれ、優雅そのもの。しかも家庭的なあたたかさもただよってくるのです。

DMA-240724_0308
写真/中垣美沙(以下、同じ)
◆風通しのいい空間を演出するには

hichonさんは宮崎在住、2階建ての一軒家に住んでいます。1階はリビングダイニングとキッチン、そして仕事部屋、2階は子供部屋と寝室という構成。

家事だけでも大変!とひるんだのはhichonさんも同じです。

悩み抜いた末にたどりついたのが、「『選ぶ時間』が短くなれば、忙しい日々が少しでもラクになるのでは?」というこたえでした。

そのために決めたルールは4つ。

・モノ選びはテーマカラーを決める

・たくさんの器はいらない

・夫と子供が片付けやすい収納

・作文発表で家族時間を増やす

ベースにしたのは「白やベージュ、くすみカラー」と「木製品の家具」。hichonさんいわく「白い部屋×木製家具は裏切らない」。

確かに白は解放感を生む色ですし、同時に清潔感も得られます。その白に呼応するのが、穏やかな味わいの木製品。

ほどよい生活感を醸し出しつつセンスの良さも表現できる、抜群のタッグなのでしょう。

◆難攻不落のキッチンをすっきり整える

DMA-240724_0375-P36-37
素敵でシンプルな暮らしの最大の敵ともいえるのが、キッチンですよね。調理器具や調味料、食器など、必要不可欠なものばかり。6人家族のhichonさんのキッチンは、それなりにものがあるとはいえ、理路整然としています。