お金持ちや仕事ができる人の中には「職住近接」にこだわる人がいます。しかし、目的もなく職場の近くに引っ越すと、後悔してしまうかもしれません。今回は、職住近接に向く人・向いていない人を、具体例を挙げつつ紹介していきます。

職場の近くに住めば、生産性が上がる?

職住近接とは、職場の近くに住むことです。一般的に、通勤時間のロスがなくなることがメリットとして挙げられます。また、満員電車で通勤している人にとっては、長時間の移動がなくなることはストレスの軽減につながるでしょう。

生産性の観点から、最近は職住近接を選択する人も増えてきました。働き方改革の影響もあり、「生産性=時間あたりのアウトプット」にこだわる風潮が生まれています。

仕事のアウトプットが変わらないなら、時間は短いに越したことはありません。簡単に時間短縮する方法として、通期時間をカットする職住近接に注目が集まっているのです。

しかし、職住近接が必ずしも生産性向上につながるかというと、そうではないケースもあります。

職住近接に「向いていない」のはこんな人

まず、休日や平日の夜に、会社の人と遭遇する可能性が高まります。それがおっくうで、つい外出しなくなってしまうという人も。ラフな格好で「ちょっと近所のコンビニに」と思って出かけたところ、スーツでビシッと決めた役員に遭遇し、あわてて隠れたという話も聞きます。

また、オンオフの切り替えが難しくなるのも、職住近接のデメリットです。不思議なもので、会社が近くにあるというだけで、意外とプライベートタイムにも仕事のことがよぎってしまうものです。ドライブの行き帰りに会社の建物が視界に入ることもあります。

オンオフの切り替えができなくなると、休日にリフレッシュしきれず、疲れを平日に持ち越してしまうこともありそうです。それではかえって、生産性は低下してしまいます。