宿泊する場合

さて、次は宿泊する場合です。女性の場合は化粧品類などの持ち運びがあります。そして着替えや、距離が離れた場所に行った場合、自宅とは違う気候でも大丈夫なように準備する必要があります。

化粧品類の持ち運び

宿泊先がどういった場所によるかによって、大きく左右されるのが寝泊まりのためのグッズではないでしょうか。ゲストハウス、あるいは知人の家に泊めてもらう、ホテルなどによって準備するものに違いがでます。

ホテルであれば、アメニティも備え付けの物があるところがほとんどでしょう。ホテルは自前の荷物がなくても困ることが少ないので、ここでは全てを持参しなければならない、例えばゲストハウスのような宿泊施設の場合で考えてみましょう。

日頃から使っている道具を全て持ち込むと、なかなか大変です。シャンプーや化粧品などは現地で購入するという点もありますが、量が宿泊予定の日数では使いきれない量であることも多く、捨てるという判断もモチロンありですが、なんとなく罪悪感を抱いてしまう人は、普段から使い切りの製品を定期的に使いなれておくとよいかも。

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

どうしてもお気に入りのものを持ち歩きたい場合、以下のような方法もあります。

醤油ケース(ランチチャーム)

化粧水は醤油ケースに入れるのが手軽でおススメ。一泊程度で使う化粧水の量は、トラベル用の詰め替え容器でも持て余し気味ですが、醤油ケースはちょうどよい使い切りサイズです。100円ショップで様々なサイズのものが売っていますので、旅行気分で家でもいろんなサイズで試してみるのもいいかもしれません。

化粧水、ファンデ、シャンプー・リンス・ボディーソープ、歯磨きペーストなど使い道は幅広く、かつ使い捨て前提で売られている商品なので、安価で大量に購入することができます。

ラップ+輪ゴム

クリームやリキッドファンデなど粘度の高いものを持ち歩くなら、食品ラップに使う分たらして、輪ゴムで巾着のようにしてしまうという手もあります。これも手軽でおススメ。

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

コンタクトケース

これも旅行のライクハックとしてよく聞きますね。コンタクトケースにリキッドファンデなどを入れる方法。一時期活用していました。コンタクトケースは再利用できるのでいいのですが、次回利用にそなえ、フタのスクリュー部分についたファンデーションを落とすのがちょっと大変というデメリットもあります。

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

ストロー

タピオカドリンクなどに利用される太目のストロー。これを5cmほどにカットし、端をライターやヘアアイロンなどで溶接してしまい、液体を入れるというテクニックがあります。中身がわかりやすい、スマートに持ち歩けるというメリットがありますが、溶接する手間と、液体の注ぎ口が(ストローなので)せまく、ちょっと準備が面倒というデメリットがあります。

ジップ付きビニール袋

小型のジップ付きビニール袋に入れるという方法もあります。ただあまりさらっとした液体だと、液漏れの心配があります。お気に入りのフェイスパックなどを入れて持ち運ぶのがおススメ。

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

着替え(特に下着類)

いきなりですが・・・下着類(女性の場合であれば、ブラ、アンダーシャツ、ショーツ、靴下)は「持たない」という選択肢もあります。これは、翌日も同じものを着る・・・という我慢するパターンではなく、お風呂に入っているときに洗って乾かしてしまう、というものです。宿泊施設の浴室が、スッポンポンでドライヤーを使えるような構造になっている、かつ下着類がすべてポリエステル等の化学繊維の場合、次の手順で洗って乾かしてしまいます。

①洗面台にお湯をためる(お湯をためられない場合は、ビニール袋にお湯を入れる)

②石鹸やシャンプーなどを入れて、下着類をつけおく

③その間、シャワーを浴びたり湯船につかったり自分を洗う

④自分をタオルでふく

⑤つけ置きしておいた下着類をすすいで、手で絞る

⑥絞った下着類を、平らに敷いたタオルのうえに並べる

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

⑦手巻き寿司を作る容量でくるくる巻く

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⑧足で踏んで下着類の水分を、タオルに移動させる

⑨ビニール袋の角をちょっとだけ切り、下着類を入れる

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

⑩ビニール袋にドライヤーの風を当てる(上で開けた切り込みは、空気の出口)

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

これで3分くらいドライヤーを当てると乾きます。上記の間、下着をすすいでから乾かすまで10分ほどスッポンポンのままですが、お風呂場とドライヤーが同じ室内の場合であれば、許容範囲でしょう。