なかなか先行きが見えないなか、もやもやと不安な気持ちで過ごしている方も多いかもしれません。今回は、新たな人生のスタートを切るヒロインの、とびきり元気になれる映画をご紹介します。

 

1.『プラダを着た悪魔』

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働く女性の成長物語といえば、やっぱりこの作品。アン・ハサウェイ演じる、ジャーナリスト志望のニューヨーカー、アンドレアが、ヴォーグの鬼編集長ミランダ(メリル・ストリープ)の下で成長していく物語。

初めての職場、足の引き合いや理不尽な人間関係の中でも、働くこと、人とむきあうことの大切さに気づいてゆくヒロインの姿を見ているだけで、元気をもらえること間違いなし。コロナでテレワークが中心になった方も多いと思いますが、やっぱり仕事の醍醐味って、他者と向き合い、ときにはぶつかり合って自らを成長していくことだということを再認識できる、何歳になっても見直したい王道サクセスストーリーです。

鬼編集長ミランダのモデルになったと言われる現役のヴォーグ編集長、アナ・ウィンターを追いかけたドキュメンタリー『ファッションが教えてくれること』も、オススメの一本です。

 

2.『アメリ』

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鬼才、ジャン=ピエール・ジュネ監督が、個性派女優、オドレイ・トトゥの魅力を存分に引き出して描く、パリを舞台にしたちょっと不思議なラブストーリー。

想像力が豊かで孤独なアメリは、実家を出てパリ・モンマルトルで働き始めます。日常に隠れた小さな幸せを、アメリの妄想を通して見たこともないような映像表現で描き出してゆく本作。コロナ禍で海外にいくどころか、国内旅行もままならない今、私たちに残された旅先は、妄想の中にあるということを教えてくれます。

妄想の中で生きていたアメリの前にあらわれる、人の証明写真を集めることが趣味の男性・ニノ。ふたりの不器用でピュアなラブストーリーは、美男美女が艱難辛苦を乗り越えて結ばれる王道恋愛映画とは一味違う、小さな宝石のよう。こんな時だからこそ、日常の小さな幸せと妄想の世界を旅してみてはいかがでしょうか?

 

3.『エイリアン』

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え? 『エイリアン』って、SFホラー映画じゃないの? と思った皆さん、実は『エイリアン』シリーズは、SFアクション映画の中ではじめて、強い女性を主人公として描いた金字塔的作品なのです。

時は100年後の未来。乗組員7名を乗せ、地球へ戻ろうとしている宇宙船は小惑星に降り立ちますが、乗組員のひとりに謎の生命体が寄生し、船内はパニックに陥ります。ひとり、またひとりと犠牲が出る中、女性通信師リプリー(シガニー・ウィーバー)だけが異変を感知し、生命体に戦いを挑みます。

この映画が登場するまでのSF映画は、マッチョな男性が主人公でした。しかし、リプリーというヒロインの登場は、強く、賢い女性が主人公になれることを証明し、その後の映画に大きな影響を与えました。今から40年以上も前に作られたこの映画を、女性が社会の脇役でなくなり始めた今こそ、観かえしたいと思うのです。

 

4.『食べて、祈って、恋をして』

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ハリウッドを代表する女優、ジュリア・ロバーツがヒロインを演じる、世界的ベストセラーエッセイの映画化。女性が人生において直面するさまざまな課題や悩みを、ニューヨーク、イタリア、インド、バリ島を旅しながら克服していく物語です。

離婚や失恋を経験し、35歳で人生をリセットするために一年間の旅に出ることを決意したヒロイン。食べること、祈ること、そして恋することの喜びを再発見する再生の旅は、2010年の公開時、世界中で大ヒットしました。

原作者のエリザベス・ギルバートは、本作のヒットによってベストセラー作家の仲間入りをしますが、二作目が書けずに苦悩します。その苦悩からの脱却を語ったTEDのスピーチ「創造性をはぐくむには」も、仕事や人生に悩む人たちに気づきを与えてくれる内容で、新年の仕事のヒントになるでしょう。

 

■2021年も、楽しく、力強く!

年が明け、仕事が始まり、いろいろな感情が沸き上がる今日この頃。鬱々とした気持ちを吹き飛ばして、新しい年を力強く歩んでいきましょう!

 

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