今回は、奈良県にあるおみくじがひける神社を8つご紹介します。神社に参拝した際の楽しみの一つが、おみくじをひくことではないでしょうか。穴場の神社を取り上げているので、静かな境内でゆっくりと占ってみてくださいね。

1.葛城市 葛木火雷神社(笛吹神社)

葛城坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)は、葛城市にある歴史の古い神社です。火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)を祀ることから、火の神様として信仰されています。また、天香山命(あめのかぐやまのみこと)のご神徳により、笛やフルートなどの演奏上達を願う人々も参拝しています。地元の人からは、笛吹神社(ふえふきじんじゃ)と呼ばれています。

境内は、大阪と奈良の府県境にある葛城山の麓に位置し、豊かな自然が広がります。通常は参拝者も少なく、静かにお詣りができます。拝殿、本殿などの社殿は、急な石段を上った先にあります。

笛吹神社の境内にある大砲

境内の拝殿より一段低い広場に、古い大砲があります。こちらは、日露戦争の後の明治42年6月に、政府より献上されたもので、当時の姿のままで残るのは、珍しいそうです。

おみくじは、この大砲がある場所の奥にある社務所でひくことができます。初穂料は100円です。こちらでは、御朱印やお守りもいただけます。気力や活力を導く「火守」、健康平癒を願う「音守」(初穂料各1,000円)といったお守りがあるので、立ち寄ってみてください。

2.御所市 高鴨神社

御所市の高鴨神社(たかかもじんじゃ)は、大和の豪族「鴨族」を守護する神様を祀る神社です。全国にある鴨(賀茂)社の総本宮でもあるこちらには、主祭神として、阿遅志貴高日子根命(あぢしきたかひこねのみこと)をお祀りしています。

平坦な参道を進むと、石段の上に立派な社殿が見えてきます。拝殿の奥にある本殿は、国の重要文化財にも指定されています。