知育絵本って、いろいろありますが、じつは大人も楽しめるんです。 子どもだけではなく、大人も学べる納得の知育絵本を紹介します。

へー、こんな絵本があるんだ!

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知育とは何でしょうか?知育についてはさまざまな意見があるかもしれませんが、この記事では知能(知識と才能)や知力(知恵を働かせる力)を育てる教育として考えました。

知育は学習とは違い、特別な能力が必要ないため、0歳から簡単に取り入れられます。そんな知育に関する絵本を今回ご紹介させていただきたいと思います。

ほら、ここにいるよ このちきゅうで くらすためのメモ

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ほら、ここにいるよ: このちきゅうでくらすためのメモ | Jeffers, Oliver, ジェファーズ, オリヴァー, tupera tupera
¥1,760
※価格・在庫は2020年09月08日現在の情報です。

作: オリヴァー・ジェファーズ
訳: tupera tupera
出版社: ほるぷ出版
発行日: 2019年09月30日

生きていく上で大事なことについて、地球という場所、地球にいる生物と人間、昼と夜や時間の感じ方といった視点から考えられる絵本です。この絵本は父親になったばかりの作者から生まれたばかりの息子に伝えられた、愛を感じられる絵本でもあります。

最後にある言葉「息子よ、人生の指針とすべき言葉は3つだけだ。尊敬、思いやり、そして寛容。」にもあるように、作者が息子のことを本当に考えれて作られたことが分かります。

この地球で生きていくための指針として、地球にいる自分という視点から考えていくところに感心し、考えさせられました。私自身、こんな絵本に出会いたかったと強く思ったので、知人などにもおすすめしたいくらい、思い入れのある絵本です。

はじめてのせかいちずえほん

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はじめてのせかいちずえほん | 赤澤 豊, てづか あけみ 
¥1,980
※価格・在庫は2020年09月08日現在の情報です。

絵: てづか あけみ
監修: 赤澤 豊
出版社: パイ インターナショナル
発行日: 2008年12月

世界について世界地図を使って紹介している、端的で分かりやすい絵本です。複雑に説明しようと思えば、いくらでも難しく言えてしまうことを、子どもにも分かるように非常に分かりやすく、イラストを中心にまとめています。しかも子どもが興味を持ちそうな動物や乗り物、物語のキャラクターという視点でも、その地域の紹介をしています。

もちろん山・川・海の大きさを比べたり、動物や乗り物、食生活や住居の違いといったことも説明しています。子どもが最初に読む世界地図として興味を持つように、ちゃんと考えられた絵本です。

1日10分でちずをおぼえる絵本 改訂版

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1日10分でちずをおぼえる絵本 改訂版 (コドモエのえほん) | かぜさぶろう, あきやま 
¥1,980
※価格・在庫は2020年09月08日現在の情報です。

著者: あきやま かぜさぶろう
出版社: 白泉社
発行日: 2017年10月26日
対象年齢 3歳~小学生

各都道府県の形、そして特産物と有名なものが、気軽に覚えられる画期的な絵本です。全都道府県について紹介されており、絵本の奥付には、最初の奥付と最後の奥付で都道府県の形を覚えられるように工夫されています。

親子で一緒になってクイズ感覚で都道府県が覚えられるのはいいですね。お出かけついでに持って行く絵本としてもいいかもしれません。

チックタック じかんってなあに?

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チックタックじかんってなあに? (世界の絵本) | ベス・ユーマン グレイク, ハーベイ ワイス, Beth Youman Gleick, Harvey Weiss, もり ひさし
¥1,540
※価格・在庫は2020年09月08日現在の情報です。

です。

作: ベス・ユーマン・グレイク
絵: ハーベイ・ワイス
訳: もり ひさし
出版社: 偕成社
発行日: 1970年
対象年齢:5歳から

時間の感覚について、非常に優しい言葉で伝えてくれる絵本です。こんなに丁寧に時間について考えたことはないかもしれません。時間という概念を通じて、自分という存在について考えることができます。

過去の自分も今の自分も未来の自分も、長い長い時間の中にいる。そして時間はずっと続いていて、止まることもおしまいになることもない。至極当たり前なことでも、改めて考えると納得させられる、そんな絵本です。

月へ行きたい

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月へ行きたい (たくさんのふしぎ傑作集) | 松岡 徹, 松岡 徹 
¥1,430
※価格・在庫は2020年09月08日現在の情報です。

文・絵: 松岡 徹
出版社: 福音館書店
発行日: 2014年09月
対象年齢:読んであげるなら年齢制限なし、自分で読むなら小学中学年から

きっと誰でも一度は想像したことかもしれません。どうやったら月へ行けるのかということについて、まるで一つ一つ子どもの質問に答えるようにして、描いてくれています。

月まで小学生何人分か、もし月まで階段を登ったら何年かかるか、どうして飛行機で行けないかまで。子どもの素朴な疑問は全て網羅されています。おかげで気持ちよく読み進めることができ、一緒になって読む大人もなるほどの連続だから面白いです。

しまいには見開きになった巨大な宇宙船のページに、宇宙船の全貌が明らかになっています。どういった仕組みで宇宙まで飛んでいくのか分かり、大人の好奇心まで満たしてくれます。他にもロケットではない宇宙に行く意外な方法まで、見どころ満載の一冊です。