▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
「ボーナスなし」の会社はどれくらい?
ボーナスを支給していない会社はどれくらいあるのでしょうか。厚生労働省の「毎月勤労統計調査」から、令和5年年末賞与(図表1)と令和6年夏季賞与(図表2)を支給した企業の割合を見てみましょう。
図表1
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和6年2月分結果速報等
図表2
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和6年9月分結果速報等
支給事業所数割合は以下のとおりで、どちらも7割程度の企業がボーナスを支給していることが分かります。
●令和5年年末賞与:69.0%
●令和6年夏季賞与:73.0%
つまり、ボーナスのない会社は約3割といえます。
内訳を見ると年末賞与、夏期賞与ともに飲食サービス業や生活関連サービス業の支給事業所数割合が40~50%台と低くなっています。こうした業種の企業に勤めている人は、ボーナスなしの可能性が比較的高いといえるでしょう。
ボーナスと年収の平均額
次に、上記の厚生労働省毎月勤労統計調査により賞与の平均額、国税庁の令和5年分民間給与実態統計調査により年収の平均額を見てみましょう。なお、平均年収は年間賞与を含んだ金額です。
●令和5年平均年収:459万5000円
●令和5年平均年末賞与:39万5647円
●令和6年平均夏季賞与:41万4515円