令和4年の平均年収は、10年前の平成24年に比べて約80万円も上がっています。これは、月で平均6~7万円ほど収入が増えたことになります。
ここ最近、大きな物価高で生活が苦しいと感じている方も多いかもしれません。しかし、上記のとおり年収も増加傾向が見られており、一般的には、今後も物価高に追い付くように年収が上がっていくと考えられています。
自分の家計をチェックしよう
全国の平均年収や貯蓄額・負債額と、自分の家計を比較してみましょう。全国の平均値と比べると、家計を客観的に分析することができます。
例えば、年収が全国平均に比べて大幅に低い場合は、働き方を変える、副業やパートを始めてみるなど、収入を増やすことができないか検討してみましょう。また、貯蓄があまりできていないという方は、先取り貯蓄を行うなど、お金をためる仕組みづくりを行いましょう。
さらに、住宅ローンなどの負債が多いという場合は、冬のボーナスなどを使って、ローン残高を減らすことができないか考えてみましょう。
まとめ
年末年始は、1年間の支出を確認し、家計を総点検する絶好の機会です。「貯蓄を計画的に増やすことができているか」「ローンは滞りなく返済できているか」といったポイントをチェックしてみましょう。
収入が十分ではないと感じるようでしたら、2025年は働き方を変えるなど、さらに家庭の年収を増やすことができないか、検討してみてはいかがでしょうか。
出典
国土交通省 令和5年度 住宅経済関連データ
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
【関連記事】
- お金を貸してはいけない人の7つの共通点
- 定年退職の時点で「貯蓄4000万」の世帯は全国にどのくらいいる?
- 定年退職時に「貯蓄5000万円」の世帯は日本にどれくらいいる?