2月8日(土)、大分県大分市の「イベントスペースKATETE」にて、文部科学省選定映画『夢みる小学校』の公立バージョン『夢みる校長先生』が上映される。

映画の舞台は“ふつうの公立学校”

『夢みる校長先生』の舞台は、“ふつうの公立学校”。9人の夢みる校長たちが、「子どもファーストな学校改革」を大公開している。

学校ルールのほとんどの決定権を持っている校長。校長の個性が全面に出れば、公教育も多様性が生まれるという。

夢みる9人の校長たち


映画に出演している、東京都世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦校長によると、意味のない校則で押さえつけられると、論理的に考えられる子や、地頭のいい子ほどイライラするとのこと。そこで西郷校長は、校則をゼロにし、定期テストも廃止に。

西郷校長が考えるルールは、子どもたちが学校で幸せな3年間を送ることで、学校を何の心配もない、夢の中にいるような場所にできないか、と考えたという。

また、学校には、宿題が難しすぎて苦痛な子もいれば、宿題が簡単すぎる子もいて、毎日同じ宿題を課すことが“平等”ではない、という、東京都武蔵野市立境南小学校の宮崎倉太郎校長。

境南小学校の保護者に「宿題の点数は、通知表あゆみには反映されません」という学校案内を出したうえで、校長裁量によって宿題を禁止した。夏休みの宿題もないという。

他にも、60年間、通知表や時間割がない“総合学習”が続けられている、長野県伊那市立伊奈小学校・福田校長、通知表をなくした、神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校・國分校長、校長室をなくした、神奈川県横浜市立日枝小学校・住田校長、コロナ禍から子どもたちを守った、栃木県日光市立足尾中学校・原口校長が登場する。

西郷孝彦元校長によるアフタートークを実施

2月8日(土)、大分市の「イベントスペースKATETE」にて行われる『夢みる校長先生』の上映会は、以下のスケジュールで開催。