なので、プチプラで買ったスキニーデニムにプチプラのニットを合わせると、変ではないのですが安っぽく見えてしまい、それが結果としてダサ見えにつながります。同様に組み合わせる小物も、安っぽい合皮のブーツやミニバッグなどはNG。全体を通して、高級感や上品さもない安いアイテムで仕上げてしまうと「トレンドを無理に追いかけたコーデ」に仕上がってしまうので気をつけましょう。

◆配色数を少なくして、ツヤ素材を加えるのがポイント

ニットが安っぽく見えるのは、実際に安い価格のニットなので仕方がありません。それをいかにお値段以上に見せるかは、組み合わせるアイテム選びによって運命が分かれます。

配色数を少なく、ツヤ素材を加えたOKコーデ
ふわふわとしたかわいらしいシャギーニットはデニムでカジュアルダウンさせるより、光沢のあるサテンスカートで品格を高めるほうが大人のコーデ向きに。今回はニットに淡いピンクを選んだので、馴染みの良いオフホワイトのサテンスカートを選び、全体コーデの配色数を少なく見せることにしました。

◆OKコーデもNGコーデも全体の総額は1万円以下

よくコーデに使われる色は3色以内が望ましいと言われます。それは、色をたくさん使うよりも少ない色数で整えるほうが、着こなしに統一感が生まれて高級感が出やすいからです。なので、足元のパンプスもニットに合わせてくすみピンク系で統一。サテンスカートの光沢感に合わせて、小物はメタリックのミニバッグをON。全体的に品の良さを表現することに意識をおいてスタイリングしました。

今回、OKコーデもNGコーデも全体の総額は1万円以下と身につけているものの値段はそう大差ありません。しかし、デニムコーデと比べてみたら、いくぶんスカートコーデのほうが高いニットを着ているように感じませんか? このように、組み合わせるアイテムの相乗効果でニットそのものの値段を高く見せることは十分可能です。

◆では、イオンで“選んではいけないニット”は?