航空会社数社は四半期ごとのタンク洗浄にハイテクオゾン除菌装置を利用しているため、問題があるわけがないと主張しているらしいのですが……。
フライトアテンダントたちの多くが「勧められても機内でのコーヒーや紅茶は飲みたくない」と答えているため、どうやら業界や企業側の言い分を鵜呑(うの)みには出来なそう。
実際、米国最大の客室乗務員組合(The Association of Flight Attendants-CWA)は、現在の規定では水の品質管理を十分にすることができないことを認めていると米国版『ビジネス・インサイダー Business Insider』が報じています。
飛行機に積まれるウォータータンクの水は飲料用だけではなく、洗面台の手洗い用にも使われています。そのため、用を足した後に手をきれいに洗ったつもりでも、逆にバイ菌だらけになっていることも考えられるとか。
今後、米系航空会社を利用する時はペットボトルの水と消毒用のハンドサニタライザーが必需品になりそうです。
・「New York Post」
・「Insider」
・「Business Insider」
<文/アメリカ在住・橘エコ>
【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。