広島県三原市で450年以上の歴史を有する祭り、三原神明市(みはらしんめいいち)が2月7日(金)から3日間行われる。三原神明市は、「だるま市」「神明さん」「植木市」とも呼ばれ、地域で古くから愛されるお祭り。期間中には約40万人が訪れるとも言われる三原市きっての大祭事だ。
約500軒の露店商や催し物などが軒を連ね、神明市のシンボル「神明大だるま」に、張り子だるまの「三原だるま行列」など楽しみいっぱい。備後路に春を告げる祭り、三原神明市にGo!
日本一の大だるま「神明大だるま」に「バルーンだるま」
神明市のシンボルといえば、「日本一の大だるま」と言われるこの神明大だるま。神明大だるまの起源は古く、昭和25年頃、東町四丁目町内会が「だるまくじ」販売の目印として設置したのが始まりなのだとか。現在の四代目大だるまは、平成25年1月、半世紀ぶりに新調されたもので、高さ3.9m、廻り(直径)2.9m、重さ約500kgで鉄骨の骨組みに新聞紙やクラフト紙を貼り合わせて、樹脂塗装により色付されたもの。胡神社そばに展示されているので、見かけたら記念撮影をお忘れなく!
神明市はそこかしこでだるまに出会える。JR三原駅前では、カラーリングも鮮やかなバルーンだるまがお出迎え。
別名「だるま市」と呼ばれる神明市
別名「だるま市」とも言われる神明市。だるま市の歴史は古く、江戸時代の末頃から開運縁起物として鉢巻きだるまが売られ始めたそう。三原だるまは、「願いが成るように」と鳴り物の鈴や小石をいれ、頭が細長く豆絞りの鉢巻をしてるのが特徴。毎年、家族の数だけダルマを買い求め、背に一人ひとりの名前を書き入れて神棚に供え、一家円満を祈る風習は今も続いている。三原だるまの販売は、10時から16時まで、JR三原駅浮城広場、隆景広場で行われる。売切次第終了なのでご注意を。