まずは家計を見直して、貯金に回す金額を増やせないか確認しましょう。家計簿をつけていない方は、ノートやアプリを活用して収支をまとめる方法がおすすめです。家計簿をつけることで、どの費用が生活費で多くを占めているかが分かりやすくなります。
収支を把握できたら、節約できるところがないか探しましょう。特に、水道光熱費や通信費、サブスクリプションなどの固定費は節約しやすい項目です。経済産業省資源エネルギー庁によると、45度のシャワーの流す時間を1分間短縮するだけでも、年間でガス代を約2070円、水道代を約1140円節約できるそうです。
利用している機器の種類やメーカーによって節約できる金額は変動する可能性がありますが、比較的簡単な節約方法でしょう。シャワーを流しっぱなしにしない、電気のつけっぱなしをやめるなどは子どもでも挑戦しやすい方法なので、家族で取り組むことがおすすめです。
貯金の目標額を明確にする
「子どもの教育費のため」と貯金の使用用途がはっきりしているなら、いくら貯めるかも明確にできるでしょう。通わせたい学校や塾の費用を事前に調べておき、今から毎月いくら貯めれば目標を達成できるのか逆算します。
定期的に夫婦で貯金状況を確認することで、貯金への意識が高まりやすくなるでしょう。また、不用品が出たらフリマサイトや買い取り業者で売るなど、貯金とは別に工夫をすることでさらに貯金額を増やせる可能性があります。
400万円では足りない可能性があるため工夫が必要
中学校と高校をともに私立で通わせたい場合、合計で774万8824円が必要となる可能性があります。400万円の貯金だけでは、中学校分を賄えても高校の学習費用は支払えなくなることが考えられます。少しでも余裕を持たせるためには、貯金額を増やしたり節約をしたり工夫をしましょう。
家計の見直しで余分な出費を把握するほか、貯金の目標額を明確にして逆算することで、貯金がしやすくなります。家族でできる節約もしつつ、子どもの将来に向けた貯金を始めましょう。