お遍路に出る際の服装や持ち物については、参拝の心構えを大切にした装いが求められます。特に歩き遍路の場合、アウトドア向けの装備が必要ですが、基本的にはご本尊への敬意が感じられるものであれば問題ありません。その中でも、白衣・輪袈裟・金剛杖はお遍路の基本的な3点セットとされています。
白衣(びゃくえ)
お遍路の伝統的な服装で、羽織るタイプや袖付きのタイプがあります。
輪袈裟(わげさ)
簡易な袈裟で、参拝の正装とされるアイテムです。食事やトイレの際には外すのが一般的です。
金剛杖(こんごうづえ)
お大師様(弘法大師)の化身とされる杖で、山道を歩く際にも役立ちます。その日の終わりには杖先を清めて合掌する習慣があります。また、弘法大師が橋の下にいるかもしれないという考えから、橋の上で杖を突くのは避けるべき行為とされているので注意してください。
お遍路の巡礼グッズ購入場所
巡礼グッズの購入方法には、現地で購入する方法と事前に購入する方法の2つがあります。四国のお寺には、遍路に必要な道具を取り扱っている売店が併設されていますが、すべての寺で同じ商品が揃っているわけではありません。また、仏具店や茶屋でも一通りの巡礼グッズを取り扱っています。
特定のグッズにこだわりたい方や、四国に到着後すぐに巡礼を始めたい方は、楽天市場やAmazonなどのオンラインショップで事前に購入しておくと便利です。2024年12月24日現在、インターネットで販売されているお遍路セットには、以下のアイテムが含まれています。
・納札(白)2冊
・経本(勤行本)
・白衣・笈摺袖なし(背面文字入り)
・線香・ローソクセット(平型ケース付き)
・ズタ袋・綿製(大きめ、長さ調整可能)
・納経帳
・輪袈裟
金剛杖は含まれていないこのセットの価格は8650円からとなっています。