「マイナンバーカード」を「紛失」した場合、再発行された番号はそのままなの? 誰かに拾われたときの「リスク」が心配です…。
みなさんの中には、マイナンバーカードを紛失した場合の対応について、詳しいことを知りたいという方もいるかもしれません。   そこでこの記事では、マイナンバーカード紛失時の再発行手続きと、再発行後の番号変更の有無について解説します。また、拾われた場合の悪用リスクや対策についても詳しく説明するので、参考にしてください。

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マイナンバーカードを紛失した場合の再発行の流れ

マイナンバーカードを紛失した場合、市区町村の窓口で再発行の手続きを行います。それに先立ち、カードの紛失や盗難が悪用されるリスクを回避するため、「マイナンバー総合フリーダイヤル」へ連絡して利用停止措置を依頼しましょう。また、警察に紛失届を提出することも推奨されます。
 
その後、市区町村の窓口で再発行を申請します。この際、本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)が必要です。なお、再発行には日数がかかる可能性があります。
 

マイナンバーは変更されるのか?

原則として、マイナンバーカードを紛失してもマイナンバーそのものは変更されることはないようです。ただし、盗難や悪用が確認される場合、本人の申し出により番号の変更が可能だとされているため、市区町村の窓口で相談するとよいでしょう。
 

紛失による悪用のリスクとその対策

マイナンバーカードを紛失した場合、カードに記載されている情報が悪用されるリスクがあります。
 
具体的には、他人がマイナンバーカードを利用し、本人になりすまして口座開設やローン契約などを行う恐れがあります。金融取引や不正な契約が行われた場合、後々トラブルになる可能性があるため、注意が必要です。
 
また、公共サービスや行政手続きにおいて、第三者が不正に情報を利用するリスクがあります。
 
ただし、カード単体では利用できないサービスがほとんどであり、暗証番号やICチップのデータが必要なため、即座に悪用される可能性は低いといった意見もあるようです。しかし、リスクを最小化するためには、早急にカードの利用停止手続きを行うことが重要です。
 
また、警察への届出や不正利用監視サービスの活用も有効な対策です。さらに、カード情報がインターネット上に流出するリスクを防ぐため、怪しい連絡や詐欺サイトへの注意も怠らないようにしましょう。
 

再発行にかかる費用