山形県飯豊町にある奇跡の絶景映えスポット「白川湖の水没林」における「映えるカヌーツアーを主軸としたサステナブルな観光地づくり」の取り組みが、今年度の「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」を受賞した。

約2カ月間だけ見れる「白川湖の水没林」


「白川湖の水没林」は、山形県飯豊町の白川湖で、3月下旬から5月中旬の約2カ月間だけ見ることができる神秘的な風景。

豪雪地帯である日本百名山の飯豊連峰から、春になると白川湖に大量の雪解け水が流れ込むが、湖が満水を迎えると、シロヤナギの木々があたかも水の中から生えているかのような幻想的な光景に。白川湖岸公園から、目の前で見ることができるという。

5月下旬ころから田植えに向けて、白川ダムが雪どけ水の放流を開始すると、徐々に湖の水位が下がり、「林」の姿に戻っていく「白川湖の水没林」。

「白川湖の水没林」は、1981年の白川ダム竣工後、少なくとも30年ほど前には存在していたとものと思われているが、Instagramを中心としたSNSでの拡散と、それに伴う各マスメディアでの取り上げなどにより、ここ5年で急激に注目を浴びるようになったそう。

この数年は、GW期間を中心に通常の散策での観覧に加え、カメラ愛好家、キャンパー、カヌー体験者など様々な人に楽しまれているという。

「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」を受賞

そんな「白川湖の水没林」での取り組み「映えるカヌーツアーを主軸としたサステナブルな観光地づくり」が、「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」を受賞。

「スポーツ文化ツーリズムアワード」は、スポーツ庁、文化庁及び観光庁が、各地域のスポーツと文化芸術資源を結び付け、世界に誇れる新たな観光資源を生み出すなど、新しい地域ブランドや日本ブランドを創出し、観光振興・地域振興を推進することを目的に創設したアワードだ。

2月5日(水)に文部科学省内で開催されるスポーツ文化ツーリズムシンポジウムにて、「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」の表彰式が開催され、山形県飯豊町からは、町長の嵐正人氏が出席する。

水没林シーズンにむけ準備中