◆「ゆで卵を作った」という感覚すらない

まずは目安時間通りに600Wで7分加熱し、そのまま庫内で7分放置してみました。

この調理器を使うと簡単に殻が剥ける
いつもは水でたまごを冷やしてから殻を剥いても殻から白身がきれいに剥がれず苦戦することもありますが、この調理器を使うとなぜか少し流水で冷やすだけでいとも簡単に殻が剥けます。

きれいなゆで卵に仕上がっていて感動
なんともきれいなゆで卵に仕上がっていて感動。黄身が固すぎてパサパサ……なんていうこともなく、程よくしっとりしていて美味しい!

鍋での調理だと、ゆで卵のせいでコンロや鍋が足りなくなり、調理中に無駄に待ち時間ができてしまうことが多々ありました。しかしこれなら火加減や茹で時間を気にする必要がなく、ひたすら放置しているだけでできあがります。むしろ「ゆで卵を作った」という感覚すらありません(笑)。

◆時間を調整すればゆで加減も思いのまま!

お肉の丼ものに添える時など、半熟のゆで卵を使いたい時もありますよね。そこで基本の「加熱7分×余熱7分」よりも時間を短縮したバージョンも作ってみることにしました。

時間を調整すればゆで加減も思いのまま
左から、加熱5分×余熱5分・加熱6分×余熱6分・加熱7分×余熱7分。すべて600Wの電子レンジで調理。
我が家の電子レンジでは、5分×5分だと黄身全体がとろっとした半熟卵、6分×6分だと黄身の外側は固まりつつも中央部は柔らかい、半熟と固ゆでの間くらいのたまご、7分×7分だと固ゆで卵に仕上がりました。

料理や好みに合わせてゆで具合も自在に調節できて最高! 今回作った半熟ゆで卵は麺つゆに浸けて味付け卵にしたところ、家族からも大好評でした。

火を使わずにゆで卵が作れると、こんなにも料理の効率がアップするなんて! おでんなどの煮込み料理が美味しいこの季節は、特にゆで卵を仕込む機会も増えるはず。みなさんにも「レンジでらくチンゆでたまご」の便利さを是非体感してもらいたいです。

<写真・文/鈴木美奈子>