ここでは、加湿器の種類別の電気代について紹介します。
加湿器は、種類によって特徴がそれぞれで消費電力も異なります。それぞれどのくらい電気代がかかるのか、株式会社CDエナジーダイレクト(東京都中央区)が算出した金額は図表1のとおりです。
図表1
加湿方式 | 消費電力 | 1時間当たりの電気代 | 1日当たりの電気代 (8時間) |
1ヶ月(1日8時間×30日) の電気代 |
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スチーム式(13~14畳用) | 405W | 12.5円 | 100円 | 3000円 |
超音波式(8畳用) | 24W | 0.7円 | 5.6円 | 168円 |
気化式(8畳用) | 9.5W | 0.3円 | 2.5円 | 75円 |
ハイブリッド式(14~15畳用) | 170W | 5円 | 40円 | 1200円 |
出典:株式会社CDエナジーダイレクト CDエナジー「種類別 加湿器の電気代」より筆者作成
※電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込み)で計算。実際の電気代は、加湿器の消費電力、使用時間、設定、電気料金単価によって変化
この結果から、電気代が最もかかるのはスチーム式で、最も節約できるのは気化式であることが分かります。
加湿器の選び方
加湿器を選ぶ際は、加湿方式、加湿量、機能、手入れのしやすさに着目してください。まず、電気代を抑えたい場合は気化式、パワフルな加湿を求めるならスチーム式、静音性を重視するなら超音波式、そしてバランスのよい加湿にはハイブリッド式が適しています。
次に、加湿量は部屋の広さに合ったものを選び、適切な湿度を保ち、結露やカビの発生を防ぎましょう。加えて、湿度自動調節やタイマー、チャイルドロックといった機能の有無も確認し、自身のニーズに合った機能を搭載した製品を選んでください。
最後に、フィルター交換の頻度やタンク、トレーの洗浄のしやすさなど、日々のメンテナンスの負担が少ないかも重要な選定基準となります。