DIIIGは、京都市と共同で、歴史的景観と日本の伝統文化を融合したデジタルマップ「KYOTO TIME TRAVEL MAP」を公開した。

観光客や地域住民に歴史の魅力を効果的に発信

「KYOTO TIME TRAVEL MAP」は、京都市が推進する「KYOTO CITY OPEN LABO」公民連携事業として採択された。同取り組みは、京都の歴史的町並みや建造物を未来に引き継ぐための文化観光コンテンツの造成を目的とし、観光DXの活用により、文化財の価値を高め、観光地としての魅力をさらに引き出すことを目指している。

DIIIGは、次世代デジタル体験プラットフォーム「DIIIGデジタルマップ」を活用し、観光客や地域住民に歴史の魅力を効果的に発信する仕組みを提供。利用者は「KYOTO TIME TRAVEL MAP」を通じて、京都の歴史や景観を新しい視点で楽しめる。

第1弾として平安時代のデジタルマップを公開


「KYOTO TIME TRAVEL MAP」では、デジタルマップ上にインタラクティブにデータを出力する技術を活かし、第1弾として平安時代のデジタルマップを公開。インバウンドユーザーを中心とした京都へ観光に訪れる人々をターゲットに、利用者は地図上で歴史人物ゆかりの地や出来事を発見しながら、歩く楽しさを感じられる。

京都の歴史に紐づくスポットがデジタルマップ上で閲覧でき、各時代の歴史背景や人物、ゆかりの地を巡るインタラクティブな体験が可能だ。

また今後は、歴史的建造物掲載の拡充(平安時代編として11スポットを登録予定)、年代を追加したマップの提供(年代にあわせた歴史的建造物を掲載予定)、歴史的スポットを巡るQA機能の追加などが予定されている。

DIIIG代表取締役・秋國寛氏の思い

DIIIGは、ロケーションテクノロジーを活用した革新的な観光ソリューションを提供している。デジタルマップやミッションアプリを軸に、様々なソリューションと連携し、地域の魅力を発掘・発信。外出人口の増加を図りながら、観光客の満足度向上と地域経済の活性化を実現している。