「地域活性化を、みんなのものに。」をテーマに、全国各地の離島や農山漁村で学生向けの住み込み型ボランティア活動を展開しているECOFFは、2~3月に実施する「村おこしボランティア」の参加者を募集中だ。

ボランティアを通じて地域のありのままの生活を体験


「村おこしボランティア」では、主に18~25歳の大学生を対象に、全国から集まった若者たちが、その地域で本当に必要とされる活動に取り組みながら、現地の暮らしを深く体感できる機会を提供している。

「村おこしボランティア」初開催の2011年当時は、関係人口という概念は広まっておらず、地方創生や地方移住ブームもまだ始まっていなかったそう。地域の未来を本気で考えたECOFFは、お金や契約に縛られない純粋な活動こそが人と地域を深く結びつける鍵だと信じている。持続可能な地域活性化を目指す中で、あえて「非営利」の「ボランティア活動」という道を選んだという。

そして、その選択が多くの賛同と成果を生み出した。小さな離島や農山漁村では、アルバイトの雇用やプログラム実施の予算確保が難しい場合も多い中、同プログラムでは、地域と住民のありのままの生活を体験できる貴重な機会として発展している。

参加者は地域の人々と深く交流しながら、その土地の魅力を肌で感じる時間を過ごせる。その結果、地域と参加者のつながりが年々広がり、2018年度以降はコロナ禍を除いて毎年400名以上がプログラムに参加。98%の参加者がプログラムの内容に満足しているという。

「村おこしボランティア」の活動内容


「村おこしボランティア」の活動は、農作業や漁業のサポート、


伝統文化の復興、環境保護など多岐に渡り、その地域ならではの体験ができる。

事前にスケジュールを決めず、現場の状況を尊重することで、受入側にとっては活動内容の自由度が高い。参加者にとっては偶発的な出来事を通じて、本当にその地域で暮らしているかのような体験ができる。