本記事では、「自転車代は確定申告の際に『経費』として計上できるか?」「確定申告を行う際の注意点は何か?」について解説しました。結論としては、以下のとおりです。

●自転車代は確定申告の際に「経費」として計上できる
●確定申告を行う際の注意点としては、
(1)領収証・レシートなどの証拠書類を残しておく必要がある
(2)プライベートで利用している分は経費計上できない
(3)10万円以上の自転車は「減価償却」をしなければならない

自転車は高額なものが多いですので、経費計上できることのメリットは大きいでしょう。しかし、正しく処理をしないと税務署から指摘を受けることになりますので、注意を払う必要はあります。
 
とはいえ、難しいことではありませんので、申告の仕方に不安があれば税務署に相談に行くことをおすすめします。正しく申告・納付をすることで節税につながるのであれば、相談に行かない手はないのではないでしょうか。
 

出典

国税庁 「令和6年分 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」
国税庁 「主な減価償却資産の耐用年数表」
 
執筆者:中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

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