※筆者作成
購入費用だけでなくメンテナンス費用で維持費が高くなる
ターボ車のデメリットとしてオイルの劣化が早い傾向があることがあげられます。ターボ車は自然吸気エンジンにくらべ、エンジンの回転数は高くなる傾向があります。そのため、自然吸気エンジンよりも高温となるため、潤滑や冷却の役割をするエンジンオイルの劣化は早くなるとされています。
エンジンオイルの交換周期はターボエンジンで5000キロメートル、自然吸気エンジンで1万キロメートルでの交換が目安といわれています。軽自動車の場合、エンジンオイルは約3リットル程度です。
エンジンオイルはメーカー、品質、グレードにより価格もバラバラですが、1リットル当たり約1000円とした場合、1回当たりのオイル交換費用はオイル代だけで約3000円です。
もし車を5万キロ以上使用した場合、ターボエンジン車で10回、自然吸気エンジン車で5回のオイル交換が必要です。ターボ車の場合3万円、自然吸気エンジン車で1万5000円が最低限必要になり、ターボ車の維持費では、5万キロ走行時点で1万5000円の差が生まれます。
ターボ車はノンターボ車より加速性能と走行の快適さは向上するも維持費は少し高くなる
ターボ車は、ターボチャージャーの効果により、同じ排気量のエンジンでもパワーは向上するようです。そのため、坂道や高速道路などでも自然吸気エンジンの車よりも走行の快適さは向上すると考えられます。
一方で、ターボチャージャーでエンジンを回すため、自然吸気エンジンよりもエンジン温度は高くなり、エンジンオイルの劣化は早くなる傾向にあります。そのため、エンジンオイルの交換周期は自然吸気エンジンの車よりも短くなり、維持費は高くなるとされています。
ターボ車の場合、アクセルワークで速度や加速を調整できるものの、ノンターボ車の場合は後からパワーが欲しくても調整はきかないでしょう。そのため、必要に応じてターボ車を選択しておくとよいかもしれません。