◆お世話係さんの入院を機に餓死寸前の野良猫を保護

 うたちゃんは、野良猫が産んだ子猫。うたちゃんを含めた、きょうだい猫3匹はおじいさんからご飯を貰い、お世話されていました。

 しかし、ある日、おじいさんが入院し、ご飯を貰えなくなってしまいます。厳しい外猫生活に耐え切れず、母猫と2匹の子猫は逝去。ひとり残ったうたちゃんは飼い主さん宅の物干し場に住み着くようになりました。

 季節は、冬。寒さが厳しくなってきたため、飼い主さんはうたちゃんの保護を決意しました。

うたちゃん
保護前のお顔
「うた」という名前は以前、お世話をしていたおじいさんの名前の一部を拝借して、つけたそう。保護当時、うたちゃんは餓死寸前で後ろ足に怪我をしていました。室内飼いをすることに決めた飼い主さんは動物病院でワクチン接種とノミ・ダニ駆除をしてもらうことに。

「すると、子宮に異常があることが分かったので、避妊も兼ねて手術をしました。猫エイズの検査は陽性でしたが、多頭飼いでなければ大丈夫だと獣医師に言われました」