◆夫の体調不良を招いた驚きの原因
ところが、犬を迎えて3か月を過ぎたあたりから、夫が体調不良を訴えることが増え始めます。犬アレルギーを疑い受診を勧めても、「そこまでしなくても大丈夫」「もしそうだったら手放すことになるから」などの理由で、夫は一向に検査へ行こうとしません。
そこでハルエさんは、不妊治療の血液検査の際にアレルギー検査もお願いしたそうです。
「結果、犬アレルギーはありませんでした。そうなるとほかの病気の心配も出てきて。でも、主人は『大丈夫』の一点張り。そのため、彼の様子を注意して見ていたんです。そうしたら……」
大きな病気を心配して注意を払っていたハルエさんは、夫が体調不良を訴えるシチュエーションに規則性を発見します。それはなんと、犬の散歩やトイレの処理など、世話をするタイミングであることがほとんどだったのだそう。
「日ごろはすごく可愛がるのに、面倒に感じる世話だけはしたくなかったみたいで。体調が悪いと言ったり、うたた寝したフリをしたりして、なんとか避けようとしていたんです」