私が気づいたのは「精神的年齢」と、「見た目年齢問題」というのはまったく切り離して考えるべきではないかというところです。精神的には成熟していると思われたい。一方で、純粋に、見た目に関しては老け込みたくない、が、多くの人の本音ではないかと感じるのです。

◆“ある本”の予約数にびっくり!

アンヌ遙香
 この私の疑問を解消すべきであろう本をたまたま見つけました。精神科医和田秀樹先生の『60代からの見た目の壁』。

 シニアが元気に生きていくためには、常に意欲を失わないようにしなければならず、実はそれを保証するのが見た目であるという理論に基づいたものです。

 大いに興味を抱いた私は、まず図書館で借りられないものか……と私が生活する札幌市の図書館で予約の手続きをしようとしたところ、

 なんと、ほぼ100人近い方がこの本を予約しているという現象に愕然としたのです!普段から図書館をよく利用する私ですが、ここまで多くの人数が予約している本にぶち当たったのは初めて。なかなかの数の方が見た目年齢に対して相当関心を持たれている証拠とも言えるでしょう。

 ということで、私はこの本をオンライン注文で購入することに。

 なぜ人は若く見られたいのか。その結論に関しては、今私の中で考えていることがあります。

 この和田先生の本が手元に届いた暁にはそちらも含めて、私なりの、今のところの結論を出したいと考えていますが。皆さん、なぜ人間は若く見られたいのでしょうね? 忌憚ないご意見をよろしくお願いいたします!

<文/アンヌ遙香>

【アンヌ遙香】

元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中